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言語の意味を分類する面白さとか、いわゆる気持ちを病んだ人が何に追い込まれているのかとか。学部時代に興味をもったことが何の役に立っているのだろうと寂しくなった。数年前は学びきれないくらい広い学問の世界を見てうれしくなって、できる限り一から知っていきたいと思っていたが。今は明日の締切に向けて即効性の知識を身に付けることに少しは慣れてきている。学問の麓で標高だけにワクワクしていた時間はもう来ないのだろうと、戻りたいとまではいかないけれど懐かしい気持ちになった。

心の中だけに楽しさを求めるのではなくて、次は外から探っていく方がいい。人より遅れてだけれど、そういう時期に辿り着いたのだと思う。